診療科のご案内

内視鏡担当表

午前
(上部)
藤本
非常勤
片山
非常勤
藤本
非常勤
福島
非常勤
片山
非常勤
福島
非常勤
午後
(下部)
(胆膵)
藤本
福島
片山
非常勤
藤本
非常勤
福島
非常勤
片山
非常勤
福島
非常勤

横スクロール

  • 内視鏡検査は原則事前予約制となります。検査可能曜日(月曜日~土曜日)

  • 当センターでは、検査の直前に鎮痛剤と鎮静剤を少量静脈注射し(意識下鎮静法)、繊細かつ愛護的に内視鏡を操作することで苦痛の少ない内視鏡検査を可能にしています。

  • 経験豊かな内視鏡専門医、指導医が、年間6,000~7,000例の上下部消化管内視鏡、胆膵内視鏡、内視鏡治療を行っています。

  • 地域の先生方へ―上部内視鏡検査は直接、電話やFAXで予約可能です。

地域の先生方へー消化管内視鏡検査のご案内はこちら

診療科方針

  • 内科・外科が融合したチーム医療を行います。

    外科の紹介へ

  • 患者様の苦痛軽減を第一に考え、最新の内視鏡検査・手術法の開発・導入をはかります。

    • 1. 意識下鎮静法(無痛)、日帰り手術等の低侵襲の検査・治療を実施します。
    • 2. 高性能電子内視鏡を用いた消化管病変の早期発見を行います。
    • 3. 粘膜下層剥離術による消化管腫瘍性病変の一括切除を行っております。
  • 十分なインフォームドコンセントをとります。

  • ガイドラインを遵守しながら、個々の患者様に合った医療を提供します。

診療内容

【消化器内視鏡検査】

  • 内視鏡検査は原則事前予約制となります。検査可能曜日(月曜日~土曜日)

  • 当センターでは、検査の直前に鎮痛剤と鎮静剤を少量静脈注射し(意識下鎮静法)、繊細かつ愛護的に内視鏡を操作することで苦痛の少ない内視鏡検査を可能にしています。

  • 経験豊かな内視鏡専門医、指導医が、年間6,000~7,000例の上下部消化管内視鏡、胆膵内視鏡、内視鏡治療を行っています。

当院で可能な検査・治療

内視鏡検査

  • 上部消化管内視鏡検査(食道、胃、十二指腸)
  • 下部消化管内視鏡検査(大腸)
  • 逆行性膵胆管造影[ERCP](膵、胆道系)

内視鏡手術

  • コールドポリペクトミー
  • 内視鏡的粘膜切除術[EMR。水浸下で行うunderwater EMRでは十二指腸腫瘍も対応可能です]
  • 内視鏡的粘膜下層剥離術[ESD]
  • 消化管出血の止血術[クリッピング、高調ナトリウム・エピネフリン局注法、アルゴンプラズマ凝固、高周波止血鉗子など]
  • 食道静脈瘤硬化療法/結紮術
  • 消化管狭窄拡張術
  • 内視鏡的十二指腸乳頭切開術/内視鏡的総胆管結石採石術/胆管膵管ステント留置術
  • 胃瘻造設術
  • その他

切開剥離法による消化管病変の一括切除例

Fig1.早期胃癌

①病変の数ミリ外側を高周波ナイフで焼灼して目印をつけます。

Fig2.病変組織周囲へのマーキング

②粘膜下層にヒアルロン酸を注入して粘膜を盛り上げます。

Fig3.病変組織周辺の切除

③目印の外側を高周波ナイフで切開します。

Fig4.高周波ナイフを使用した粘膜下層の剥離

④粘膜下層へのヒアルロン酸注入を繰り返し、高周波ナイフで剥離していきます。

Fig5.切除跡

⑤剥離が終了したら、剥離面の出血点を止血鉗子等で止血します。

Fig6.切除組織

⑥切除標本を取り出し病理検査を行います。

当センターの特徴

当センターでは特に消化管(食道、胃、十二指腸、大腸)の質が高く、かつ苦痛の少ない内視鏡検査、手術に力を入れています。癌の100%の予防が不可能な現在においては早期発見、早期治療が癌死を防ぐ最良の方法です。消化管の早期癌は適切な治療を行えばほぼ完治することが可能です。

消化管の癌を早期に発見する最良の方法は内視鏡検査ですが、ある年齢(40代~)から症状の有無にかかわらず定期的に受けなければ早期の段階で癌を発見することは困難です。したがって内視鏡検査は患者様にとって苦痛を伴うものではなく、気楽に何回でも受けられるものでなくてはなりません。このような考え方に基づき当センターでは検査の直前に患者様の心配、不安を取り除き楽に検査が受けられるよう鎮痛剤と鎮静剤の少量静脈注射(意識下鎮静法)を行い、繊細かつ愛護的に内視鏡を操作し苦痛の少ない内視鏡検査を可能にしています。 また当センターでは上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡を同日に連続して行うことが可能であり、検査前の食事制限、検査のための予定の調整や通院回数などを最小限にすることが可能です。

意識下鎮静法

前述したように検査直前に鎮痛剤と鎮静剤の少量静脈注射を行う方法です。全身麻酔のように意識が完全になくなるのではなく、内視鏡検査を行う短時間の間だけ十分な鎮静状態となり、まわりの事に対して無関心となります。ほとんどの方は、いつ検査が始まり、いつ終わったかわからないうちに終わります。一度受けていただければこんなに簡単なものだったかと感じていただけます。

高性能電子内視鏡システム

オリンパス社製のLUCERA ELITEに加え、最新機種であるEVIS X1を導入し、より質の高い内視鏡検査を提供することが可能となっております。 従来の機種でも行えたNBI(Narrow Band Imaging)という観察モードに加え、EVIS X1ではTXI(Texture and Color Enhancement Imaging)やRDI(Red Dichromatic Imaging)といった新しい観察モードが使用可能となり、また内視鏡機種も最新のものに更新したことで、より高品質な観察や治療が可能となりました。さらに細径大腸内視鏡(PCF-PQ260L)も導入したことで、これまで炎症性腸疾患や腹部術後の癒着で全大腸観察が不可能であった方や、苦痛が強かった方の全大腸観察や苦痛の軽減が可能となりました。

内視鏡観察法

実際の内視鏡検査の際には、詳細な通常光観察で発見した病変、疑わしい病変に対しては、NBI、TXI、RDI、インジゴカルミン(青色2号という食用色素)という色素を散布しての観察(画像強調観察)に加えて拡大観察も駆使しながら、できるだけ病変の質的診断、範囲診断に迫ります。

大腸腫瘍の内視鏡治療

10㎜未満の良性ポリープであれば、出血のリスクが低いため、ほとんどの症例で外来治療が可能(多数ある場合、入院治療とすることもあります)ですが、10㎜以上のポリープや10㎜未満でもガンを疑い、内視鏡的粘膜切除術などの通電が必要な治療を行う場合、後出血のリスクがあり、また長時間かかることがあるため、安全面を考慮し、原則入院(1~2泊)で治療を致します。ベッドが空いていれば、ポリープ切除後の当日入院も可能です。

入院での内視鏡検査

COVID-19が蔓延し、院内での大腸内視鏡の前処置が難しくなったため、院内での前処置をご希望される方は、検査のみであっても入院での内視鏡を行うことは可能です。下部消化管内視鏡だけでなく、上部消化管内視鏡のみでも入院での検査は可能ですので、外来で担当医とご相談ください。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

当院では最近ESDに対して注力しており、2022年4月~12月の症例数は、2021年度の症例数と比較して倍増しております。術者は神戸市立医療センター中央市民病院、日本赤十字社和歌山医療センター、兵庫医科大学病院といった症例数の多い病院で研鑽、指導を行っており、質の高い治療をできるだけ迅速に提供することが可能となっております。高周波装置も最新機種であるVIO3(ERBE社)を使用しており、効率の良いESDが可能となっております。

ヘリコバクター・ピロリ感染

尿素呼気試験の診断装置も院内に備えており、ヘリコバクター・ピロリ感染の診断や除菌療法も数多く行っています。(2013年2月21日より、上部内視鏡検査にて慢性胃炎と診断された方については、ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び除菌治療の保険適応が認められております。)

その他

消化管出血の止血、総胆管結石の採石なども積極的に行っています。

学会などの施設認定一覧

手術実績

内視鏡総数
2021 2022 2023 2024
上部消化管内視鏡 4485 4571 4546 4661
下部消化管内視鏡 1556 1599 1537 1518
ERCP 13 11 10 6
合計 6054 6181 6093 6185
ESD件数
2021 2022 2023 2024
8 21 19 16
食道 0 3 6 10
十二指腸 0 0 1 0
大腸 1 20 10 16
合計 9 44 36 42