診療科のご案内

PRP療法を用いた再生医療のご案内

~糖尿病性潰瘍・褥瘡(床ずれ)・膠原病に伴う皮膚潰瘍など、なかなか治らない皮膚の傷に新しい治療の選択肢~

 糖尿病や血流障害、寝たきりや肥満による褥瘡(床ずれ)などが原因で生じる「難治性皮膚潰瘍」は通常の処置や薬では治りにくいことがあります。 当院皮膚科では、このような難治性皮膚潰瘍に対し、患者様ご自身の血液から抽出した「多血小板血漿(PRP)」を用いた再生医療を導入しています。 この難治性皮膚潰瘍に対するPRP療法は、安全性と高い効果が確認され、2020年4月に保険収載されています。
 PRPには、創傷治癒を促す因子(増殖因子)が豊富に含まれていることが知られています。 これを上手に用いることで、様々な場所の組織修復や組織再生を促進することができると考えられます。 この方法は、再生医療技術の中では比較的古くから実用化されてきており、米国ではスポーツ選手の関節の治療や皮膚潰瘍の治療にPRP療法が積極的に応用されています。 当科でも10年近く治らなかった広範囲の皮膚潰瘍に著効する例もあり、期待できる治療法だと感じています。

PRP療法の特徴

  • ご自身の血液を使用するため、安全性が高い

  • これまでなかなか治らなかった皮膚潰瘍の治癒が期待できる

  • 治療は、1~4週間の入院と外来治療で可能

対象となる症状

  • 糖尿病性皮膚潰瘍

  • 下腿潰瘍(静脈うっ滞性潰瘍など)

  • 褥瘡(床ずれ)

  • 膠原病や血管炎などにともなう難治性潰瘍

  • 外傷や術後の難治性創傷

治療の流れ

1.採血(通常1回20ml程度) 2.専用の機器でPRPを抽出 3.1週間に1回、4週間かけて
潰瘍部位に注入あるいは塗布

まずはご相談ください

「これまでいろいろな治療をしてきたけれど、なかなか治らない」「手術は避けたい」などお悩みの方はお気軽にご相談ください。 診察の上、適応を判断いたします。